12桁の運転免許証番号の意味


運転免許所を取得したり更新したりした場合、まず確認するのが自分の写真ですよね?


ちょっと写真写り悪いな・・・、もっと笑顔を作っておけばよかった・・・、など、運転免許証の写真は後悔することが多いですね(;^_^


一方、警察や銀行、ローン会社などが最初に見るのが"12桁の運転免許証番号"だと言われています。特に12桁の最後、12桁目を見ると言われています。何故でしょうか?


なぜ警察、銀行(ローン会社)が運転免許証番号を見るのかを説明する前に、まず12桁の運転免許証番号の意味を見てみましょう。


 運転免許証番号が示す事柄






★1-2桁


1-2桁(上記の運転免許証であれば72)が示す事項は、初めて運転免許証の交付を受けた都道府県等(公安委員会)を表しています。例えば上記の運転免許証は72なので岡山県ということとなります。


ですので初めて運転免許証を取得した都道府県が岡山県で、東京へ引っ越しをして東京で更新手続きを行ってもこの番号は72(岡山県)のままで変わることはありません。


そもそも12桁の運転免許証番号の最後の12桁目を除いた11桁は、失効、取り消しなどで再取得しない限り変わることはありません。


運転免許証の都道府県コード
交付場所 1-2桁の番号
北海道 10
函館 11
旭川 12
釧路 13
北見 14
青森 20
岩手 21
宮城 22
秋田 23
山形 24
福島 25
東京 30
茨城 40
栃木 41
群馬 42
埼玉 43
千葉 44
神奈川 45
新潟 46
山梨 47
長野 48
静岡 49
富山 50
石川 51
福井 52
岐阜 53
愛知 54
三重 55
滋賀 60
京都 61
大阪 62
兵庫 66
奈良 64
和歌山 65
鳥取 70
島根 71
岡山 72
広島 73
山口 74
徳島 80
愛媛 81
香川 82
高知 83
福岡 90
佐賀 91
長崎 92
熊本 93
大分 94
宮崎 95
鹿児島 96
沖縄 97


★3-4桁


運転免許証番号の3-4桁(上記運転免許証であれば92)は運転免許証を取得した西暦の下2桁です。つまり92であれば1992年ということとなります。


★5-10桁


運転免許証番号の5-10桁(上記運転免許証であれば000859)は各都道府県(公安委員会)の管理番号です。


★11桁


11桁目(上記運転免許証であれば4)はチェックデジット(検査数字)という数字で、5-10桁の数字に関連しており、運転免許証の偽造防止のための数字と言われています。


★12桁


12桁目(上記運転免許証であれば2)は運転免許証を再交付(再発行)した回数の数字です。つまり2であれば今までに2回、運転免許証を再交付したという意味です。


この12桁目の数字が、私たちが生活するうえで最も重要視されていると言われています。


★交付年月日右側の5桁


交付年月日の右側5桁の数字(上記運転免許証であれば20218)は、警察の照会ナンバーで、警察が無線で運転免許証を確認する際には、この5桁の数字を伝えています。


 12桁目の運転免許証番号の重要性



運転免許証を紛失して運転免許証を再交付するたびに運転免許証番号の12桁目の数字が増えていきます(汚損の再交付では12桁目は変わらないと思います)。


それが何の問題があるの?と思われている方が多いと思いますが、実は再交付回数はクレジットカードの審査、銀行の融資審査、キャッシングの審査、住宅ローンの審査の際にみられる数字で、この12桁目が3以上、つまり運転免許証を3回以上、再交付(再発行)した場合、融資を受けられない、またはクレジットカードを作れないことが多いのです。


なぜか?銀行やローン会社からすれば3回以上、運転免許証を再交付している人は、自己管理ができていない、または何かしらの問題がると思われ、審査に通りづらくなるのです。


ただ海外旅行中に運転免許証を盗まれたなど、自分の故意、過失がなく、仕方なく再交付した場合などは、再交付した理由書があればクレジットカードが作れたり、融資を受けられることもあります。


12桁目の数字は再交付するたびに0⇒1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7⇒8⇒9と増えていき、10回目で1になりますので(0には戻りません)、もしいま現在、8とか9の人であれば、あと1、2回再交付すれば1になります(1になった後はまた再交付するたびに2⇒3・・・と増えていきます)。


ちなみに12桁目の数字が3以上の方で、12桁目の数字を1にしたい場合、何度か再交付すれば1になりますが、実際問題、何度も再交付するのは逆に警察に怪しまれるので現実的ではありません。


しかしICチップ不具合による運転免許証の再交付の場合は怪しまれることなく再交付できると言われています。


運転免許証のICチップは意外と脆いと言われているため、ちょっとした事でデータが破損することもあるため、特に怪しまれることなく再交付が可能なのです(ICチップを破損させる方法は自分で見つけてください。また完全に自己責任でお願いします)。


また警察による職務質問や、違反をして運転免許証の提示を求められた場合、警察が最初に見るのが、この12桁目の数字と言われており、この12桁目の数字が3以上であれば、運転免許証の偽造や変造、運転免許証の二重持ちが疑われ、要注意人物として扱われます。